皆と同じことをしない子どもは「わがまま」なのか。
学校が、小6のcocoさんを排除したのは2024年のこと。
「誰一人取り残されない学びの保障に向けた不登校対策(COCOLOプラン)」(文科省:2023年3月31日)は、「学校」に届いていない空念仏?実現不可能な言葉の羅列?絵に描いた餅?

学校現場の現実とは程遠い文科省「COCOLOプラン」
【文科大臣のメッセージ(2023年3月)】
私は、不登校により学びにアクセスできない子供たちをゼロにすることを目指します。
そして、子供たちに、「大丈夫」と思っていただけるよう、徹底的に寄り添っていきます。
このため、教育行政の責任者として、私は、
1 、不登校の児童生徒全ての学びの場を確保し、学びたいと思った時に学べる環境を整える
2 、心の小さなSOSを見逃さず、「チーム学校」で支援する
3 、学校の風土の「見える化」を通して、学校を「みんなが安心して学べる」場所にする ことにより、誰一人取り残されない学びの保障を社会全体で実現していきます。
この考えの下、この度、このCOCOLOプランをとりまとめました。
今回のプランを実現するためには、行政だけでなく、学校、地域社会、各ご家庭、NPO、フリースクール関係者等が、相互に理解や連携をしながら、子供たちのためにそれぞれの持ち場で取組を進めることが必要です。
文部科学省では、支援が必要な子供たちが学びにつながれるようにすることと、全ての学校を誰もが安心して学べる場に変えることを、今すぐできる取組から速やかに実行していきます。
必要な支援は子供たち一人一人の状況によって異なるため、こども家庭庁や 地方公共団体、学校等とも連携して、一人一人に応じた多様な支援を行っていきます。
不登校となっても学びを継続し社会で活躍できるよう、私自身が先頭に立ち、子供の学びに携わる全ての関係者とともに、取り組んでまいります。
令和5年3月 文部科学大臣 永岡 桂子

過重労働で余裕のない学校現場の教員に「COCOLOプラン」の大臣メッセージはどう聞こえたのでしょうか。
大人数クラス、人員不足、人材不足、情報交換の時間の不足、次々起こる児童生徒の問題、保護者への対応・・・
皮肉なことに「COCOLOプラン」発表の翌年、学校に行きづらさを感じて苦しんできた小学生の「cocoさん」を救えませんでした。学校は彼女を「わがまま」だと、排除したのです。

居場所を奪われて苦しんだcocoさんからのメッセージ
「不登校甲子園」は、不登校を経験した10代の若者たちが、自身の思いや日常の気づきをショート動画にして、夏休み明けなどにつらさを感じて同じ思いをしている当事者に向けて、言葉や等身大のメッセージを発信しています。
動画投稿サイト「TikTok(ティックトック)」、教育にとりくむNPO法人カタリバなどが主催。不登校の経験が1日でもある13歳以上20歳未満の個人、グループが参加条件で、友人関係や夢中になったものなど不登校になって見つけた「居場所」に関する動画作品42本が全国の中学、高校生らから寄せられました。

今年のテーマは「わたしが見つけた居場所」。24日に「不登校生動画甲子園2026」の表彰式が都内で行われたそうです。
その様子を「東京新聞8/22付」が伝えています。
【以下記事】(抜粋)
(今年の最優秀賞に選ばれた、埼玉県の中学2年生・cocoさん(13歳)の作品「私の居場所」の動画が紹介されています。)

学校に居場所はなかったけれど…cocoさんが見つけた道
〈学校が嫌で 自分に合う居場所が欲しかった〉
小1の頃、親友が転校し離れ離れになった。心のよりどころを失い、誰にも話しかけられたくない。学校では教室や図書室で本を読むことが多かった。
担任は「休み時間はみんな校庭で元気に遊ぼう」という考えだった。1人で読書していたいのに。居場所を強制され、悔しかった。
当時の日記には、強い筆圧でこう記されている。
「◯◯(親友)の学校にいきたい(今の小学校を)やめたい」

◆6年生になり、担任から帰ってきた言葉は…
2年生から休みがちになり、自宅や塾、オンラインフリースクールで勉強した。
5年の担任は、テストの別室受験やフリースクールでの学習の出席扱いを認めてくれた。その年度の卒業式では在校生代表でスピーチした。
しかし6年になると、担任は別室でのテストなどを認めなかった。
勇気を出し、認めてほしいと言ったが、返ってきたのは「それはわがままだ」。
<学校は私の居場所じゃない〉
登校しなくなり、自分の卒業式は出なかった。
フリースクールでは仲間と歴史研究会を立ち上げた。
プレゼンテーションのコンテストに出たり、子どもが事業の企画・運営を体験するビジネスキャンプに参加したりも。
自分の意見を言い、他人の反応を聞き、話し合うことで発見がある──。その過程が楽しかった。
〈自分でも知らない自分に出会えて 友達にも出会えた〉
中1の2学期、フリースクールをやめた。
〈満足できなくなっていく自分がいた やっと見つけたはずの居場所だった〉
好きな歴史上の人物は津田梅子(1864〜1929年)。満6歳で日本初の官費女子留学生として渡米。帰国して華族女学校の教授となるが、飽き足らず、再び米国へ留学。現在の津田塾大を創設し、女性教育の道を開拓した。

津田梅子
◆行きたい高校が見つかった…将来の夢は
(歴史が好きなcocoさんの愛読書。歴史能力検定にも挑戦している。)
「普通なら1回の留学で満足するのを、満足しない、学びを止めない、どんどん進むって、すごい」とcocoさん。
中学でも不登校だが、行きたい高校が見つかった。
授業内容と教育理念に引かれたといい、毎日計画を立て、教科の勉強などに取り組む。
将来の夢も描く。
「学校でも、フリースクールとかでもない、新しい学びの場をつくってみたい。みんなの良いところを出せる居場所、みたいな」
動画は、こんな言葉で締めくくられている。
〈居場所はずっと居続けなくちゃいけないものじゃない。その時の自分に合わせて変化していくものだ 私の居場所は私が決める〉

指定した楽曲に乗せ、テーマに沿った1分以内のオリジナル動画を審査する。
審査委員長は、不登校経験があるタレント中川翔子さん。
著名人の審査委員のほか、公募で募った不登校経験者やその家族計125人が特別審査委員を務める。
審査委員の不登校ジャーナリスト石井しこうさんは、「『不登校はネガティブ』と一面的に捉えるのではなく、多様な学び方、過ごし方があるという理解を広げたい。不登校を経験したからこそ伝えられる言葉や作品があり、その声が誰かの支えになる可能性がある。10代の皆さんの声が、同じように悩む誰かや社会に届くきっかけになれば」と話している。
【以上記事】

























































