2024-01-01から1年間の記事一覧
5人に1人が、生まれつきHSC(ひといちばい敏感な子)だと言われています。他の子とちょっと違うのは、障害でもなければ、病気でもありません。子どもを変えようと思っているうちは、親も子もとても苦しくなります。でも生まれもった個性だということがわかると…
あなたとわたしが見ている「世界」は同じでないかもしれない。 同じ空間にいて、同じ風景を見ていれば、同じことを感じるはずだ、と考えるのではないでしょうか。しかし実際はそうではありません。多くの人々が、ちょっと明るいなぁと感じる光でも、ある人に…
今や小学生まで広がっている「自傷」「希死念慮」「オーバードーズ」「自殺企図」。 現在の親や学校の対応や支援が、さらに子どもたちを追い詰めているとしたら。 本書は子どもだけを対象にしているものではありませんが、当事者の心の中を理解するのに役立…
2023年度の「いじめの認知件数」は、小中高校と特別支援学校で総数73万2568件(前年度(2022)から約5万件増)と認知件数は増え続けています しかし「いじめ」の認知件数の統計が、統計としての数字が多くを「語らない」のはなぜなのか、検証していきます。 …
「不登校統計」が示す「不登校」と、そこから見えてくる学校の現状 「年間欠席日数が30日以上」という基準 「不登校」は、文科省の調査で「年間の欠席日数が30日を超える」ことで統計の対象になるという一定の基準があります。 遅刻早退が多くあったとしても…
子どもの発達・こころの成長とは? 子育てとは? 発達障害の子どもに必要な支援とは? 家庭内暴力、摂食障害、児童虐待、PTSD、不登校、いじめ、うつ病、ひきこもりなどへの科学的知見に基づく支援とは? 「子どものための精神医学」滝川一廣 著 (精神科医…
不登校の激増が止まらない状況(2023年度34万人)になりました。 不登校への理解や支援が少しずつ浸透してきた反面、メディアでは、相変わらず「不登校は甘えだ」「放置せず学校に行かせろ」という、根拠のない「不登校叩き」が蒸し返されています。 必要な…
小中学校は、34万6482人(前年4万7434人増)2023年度:文科省 うち小学生13万370人(2万5258人増)、中学生21万6112人(2万2176人増) 10年前(2013年度)の小学生は5.4倍、中学生は2.26倍に コロナ禍で不登校になった小2のAさん(ケースは実際とは変えていま…
2023年度の公立小中学校の不登校児童生徒数が発表されました(年間30日以上欠席) 全国の合計は、34万6482人(前年度より 4万7434人増:文科省) 小学生13万370人(2万5258人増)、中学生21万6112人(2万2176人増) 在籍者数の不登校の割合 :小学校 2.14% …
虐待の要因と、子どもへの影響、現在の支援状況から、 虐待防止の方向性を考えていきます 虐待の要因 虐待の背景には、主に①保護者の要因 ②子どもの要因 ③家庭の要因 ④社会全体の様々な要因があるとされ、単純に「親が悪い」と責めても問題解決には至りませ…
児童虐待相談件数が急増しています 2022年は年間約22万件で、10年前(2012年)のおよそ3倍 背景には、コロナ禍後に顕著になっている「貧困」「孤立」による経済格差の負の連鎖があり、大きな社会問題になっています 児童虐待と「しつけ」の違い 家庭の養育で…
宗教2世問題が知られるようになり、学校でも子どもへの被害の「早期発見・早期支援」が必要という文科省の動きも出てきていますが、学校が家庭の情報を得られる機会はどんどん減ってきています。 実際には、多くの2世問題があります 旧統一教会2世による元…
多くの子どもの課題を抱える学校で、表面に出にくい問題がいくつかあります。 それは、日本社会のもつ課題が、学校に映し出されている問題でもあります。 (その1)では「性被害」を取り上げ、学校の実情と、今年5月の横浜市教委の「元管理職による性加害裁…
いよいよ「夏休み明け」が近づいてきました 気になる中学卒業後の「進路」、十五の春を考えます 「夏休み明け」 子どもも親も「心の健康」を第一に、明るく過ごしましょう 長期休業の終了、学校の授業の再開、ここから冬休み、年末までの長い秋冬を想像して…
「不登校」の子どもたちの多くは、心理的に「ゆっくり休める夏休み」をなかなかもてません 夏休み明けに向けて、これ以上子どもを追い詰める親や教員にならないために 今回は、不登校を子どもの目線で理解するためのマンガを紹介します 「マンガでわかる!学…
「不登校」の子どもや親たちにとって葛藤しがちな夏休み 夏休み明けのプレッシャーをどう乗り越えたらいいでしょうか 子どもの成長を感じられる夏休みのために 不登校でも夏休みにリラックスして元気に休めることが大切です 不登校の子どものタイプは様々で…
拡がるネット上の誹謗中傷・バッシング ネット上の執拗な誹謗中傷を繰り返す人は、どのような人格特性をもっているのでしょうか 「ダーク・トライアド」は3つのパーソナリティ特性を持つと言われています サイコパシー(psychopathy:反社会人格障害特性) ナ…
現在は「PTSD」の多くの治療法が開発されています。患者は、自分に合った治療法を専門家と相談しながら見つけていきます。 また、「PTSD」の予防の可能性についても考察します。 PTSDの治療 PTSDは適切な治療が必要な病気です。治療は、患者の日常生活の環境…
日本人の戦争とPTSD ~ 精神科医の記録や証言から 日本も「PTSD」とは無縁ではありません。日本の近代史は戦争の連続でした。自分たちの足下も振り返ってみたいと思います。 東京都立松沢病院の名誉院長・精神科医の斎藤正彦さんが、毎日新聞「医療プレミア…
PTSDの歴史 19世紀後半に、フランスでは暴力やレイプを受けた女性のヒステリー症状に対する治療が試みられていました。その中で、患者の外傷的出来事が、回避行動や過覚醒を伴うヒステリー症状を引き起こしているのではないか、と考えられるようになってきて…
「急性ストレス障害」の症状が「トラウマ体験」後、1か月以上続き、重症化、長期化、複雑化してきた場合に「PTSD= Post Traumatic Stress Disorder(心的外傷後ストレス障害)」と診断されることがあります。 「PTSD(心的外傷後ストレス障害)」とは 実際…
「時間」を、回復のための味方にする 「急性ストレス障害」を発症した場合、心的外傷(トラウマ)を受けた状況から離れ、自分の苦しみに理解や共感を示してもらいながら適切な支援を受け、起きた出来事とそれに対する自分の反応について「言語化」する機会が…
私たちには、日常的に生死に関わるような「トラウマ体験」に出会う可能性があります 家庭、学校や職場の生活、通勤通学時、買い物や日常的な付き合いでの外出、旅行時など日々繰り返される生活で、私たちは突然に様々な過酷な出来事や状況に遭遇することがあ…
短期間での子どもの「再登校を煽る言動」は、親子を追いつめます。 焦って今の学校に復帰するよりも、本当の「再登校」とは「いずれ元気になったら自分から進んで再び教育を受けること」と考えて、子どもの成長を見守りましょう。 「不登校」には、個々に様…
コロナ禍以降、世代を超えて増加傾向がみられます。命の危険もある病気です。 「摂食障害」とは 忙しい日々を送っていると、食事の時間を大切にする習慣が少しずつ削られてしまうことがあります。規則正しい食事を楽しめている間は自分の変調に気づきやすい…
「ストレスマネジメント」の経験の積み重ねが、レジリエンス(柔軟な回復力)を高め、ストレスが原因の身体疾患や、うつ病やPTSDなどの精神疾患の予防になります。 まず「ストレス」とは何か、を押さえておきましょう 「ストレス」=「ストレッサー」(外的刺…
学校の支援の現状、自殺と精神疾患との関係について さらに、社会問題として自殺と、子どもの自殺予防の難しさを考えます 学校での子どもたちの支援の状況 小中高生の自殺の予防を考えるために、まず現在の学校(主に小中学校)の子どもたちの支援の一般的な…
小学生13人 中学生153人 高校生347人(2023年:厚生労働省・警察庁) 小中高生の自殺者数の推移と、自殺者数の全体的な傾向を見ていきながら、 自殺のメカニズムと予防について考えます。 小中高生の自殺者数の推移と、全世代の傾向 2023年度の小中高生の自…
不登校の中学2年生Kくんの母親の場合 「支援」の意味、「解決」とは何かをあらためて考えさせられたケースです (ケースは実際のものとは変えてあります) 初回面接:母親の悩み 中学2年生のKくんの母親は、顰め(しかめ)顔で相談を始めました。 以下、母親…
「解決」ありきの支援は当事者を追いつめる 「つなげる支援」、「切らない支援」への転換を 「ひきこもり」は青天井で増加しています コロナ禍以降、全国的に「ひきこもり」が急増しています。 61万人(2020年)→105万人(2021年)→124万人(2022年)→146万…