リフレーミング(reframing)してみよう

~「リフレーミング」は心理学の家族療法の技法で、これまでと異なる角度からのアプローチ、視点の変化、別の焦点化、解釈の変更という「フレーム」の架け替えによって、同じ「絵(状況)」でも違った見え方になり、自分や相手の生き方の健康度を上げていくことを言います。この能力は誰しも潜在的にもっていると考えられています。 これから私が書いていくことは、ジャンルを超えて多岐に渡ることになりますが、自分の潜在能力を使って、いま私たちの目の前にあること、起こっていることの真実に少しずつ近づいていけたらと思っています。

2023-10-01から1ヶ月間の記事一覧

不登校になった子どもが、学校に三下り半(みくだりはん=離縁状)を突きつけるまで~学習評価・評定を考える

Fさんは三歳で平仮名が読めて、数字を理解して簡単な足し算もできたので、お母さんは「この子は天才だ」と思ったそうです (事例は実際のものを変えています) 皆さんは、三歳の子どもの姿がすぐにイメージできるでしょうか? お子さんがいる人でも、子どもが…

不登校に生きる希望をみる~コロナ禍での不登校の爆発的増加は、学校教育の危機かもしれないが、人間が生きることについては悲観するだけの材料ではない

少子化の中での「不登校」の激増、自死件数の増加が意味するもの 文科省が発表した2022年度の全国小中学校の不登校児童生徒数29万9048人のうち専門機関への相談がないケースは約11万4000件と訊くと更に深刻さが増します。でも裏返して考えると18万5000件(61…

不登校29万9048人をリフレーミングする・不登校を人数だけで、十把ひとからげに論じることは、一人一人の子どもの現実を見えなくしてしまうことに繋がります

不登校29万9048人 文科省が今年10月に発表した2022年度の「問題行動・不登校調査」調査によると、全国の小中学校で年間30日以上の欠席をした不登校児童生徒数が29万9048人になったそうです。(昨年度比22.1%増、10年連続増加、小学校10万5113人、中学校19万…