リフレーミング(reframing)してみよう

~「リフレーミング」は心理学の家族療法の技法で、これまでと異なる角度からのアプローチ、視点の変化、別の焦点化、解釈の変更という「フレーム」の架け替えによって、同じ「絵(状況)」でも違った見え方になり、自分や相手の生き方の健康度を上げていくことを言います。この能力は誰しも潜在的にもっていると考えられています。 これから私が書いていくことは、ジャンルを超えて多岐に渡ることになりますが、自分の潜在能力を使って、いま私たちの目の前にあること、起こっていることの真実に少しずつ近づいていけたらと思っています。

2024-12-01から1ヶ月間の記事一覧

本の紹介~発達障害の当事者への理解のために

あなたとわたしが見ている「世界」は同じでないかもしれない。 同じ空間にいて、同じ風景を見ていれば、同じことを感じるはずだ、と考えるのではないでしょうか。しかし実際はそうではありません。多くの人々が、ちょっと明るいなぁと感じる光でも、ある人に…

本の紹介~自傷行為、希死念慮、援助希求をしない子どもたちへの理解のために

今や小学生まで広がっている自傷、希死念慮、オバードーズ、自殺企図。 現在の親や学校の対応や支援が、さらに子どもたちを追い詰めているとしたら。 本書は子どもだけを対象にしているものではありませんが、当事者の心の中を理解するのに役立つ一冊です。 …

文科省統計をどう読むか(その2)~「いじめの認知件数」への疑問

2023年度の「いじめの認知件数」は、小中高校と特別支援学校で総数73万2568件(前年度(2022)から約5万件増)と認知件数は増え続けています しかし「いじめ」の認知件数の統計が、統計としての数字が多くを「語らない」のはなぜなのか、検証していきます。 …

文科省統計をどう読むか(その1)~不登校34万6482人(2023年度)が語るもの

「不登校統計」が示す「不登校」と、そこから見えてくる学校の現状 「年間欠席日数が30日以上」という基準 「不登校」は、文科省の調査で「年間の欠席日数が30日を超える」ことで統計の対象になるという一定の基準があります。 遅刻早退が多くあったとしても…

本の紹介~親と支援者の拠りどころに:「子どものための精神医学」滝川一廣(著)

子どもの発達・こころの成長とは? 子育てとは? 発達障害の子どもに必要な支援とは? 家庭内暴力、摂食障害、児童虐待、PTSD、不登校、いじめ、うつ病、ひきこもりなどへの科学的知見に基づく支援とは? 「子どものための精神医学」滝川一廣 著 (精神科医…